第45回日本脳科学会大会長のご挨拶 Information


第45回日本脳科学会
大会長 清水 栄司

2018年(平成30年)11月10日土曜日、11日日曜日の二日間にわたって、千葉大学の亥鼻(いのはな)キャンパスにて、歴史ある第45回日本脳科学会大会を開催させていただくことになりました、大会長の清水栄司です。どうぞよろしくお願い申し上げます

千葉では、第32回大会を平成17年に、現在の理事長である伊豫雅臣先生(千葉大学大学院医学研究院精神医学教授)が幕張新都心で開催されて以来の13年ぶり2回目の開催になります。

会場となる千葉大学医学部の発祥は、1874(明治7)年、初代の千葉県令である柴原和(しばはらやわら)(1832年~1905年、千葉県令として1873年~1880年)の呼びかけで、有志の寄付により、現在の千葉神社近くにある千葉市の院内公園内に建てられた共立病院を礎としています。その後、県立千葉医学校を経て、官立の旧制の第一高等中学校の医学部の時代に、1890年(明治23年)から、現在の千葉大学亥鼻キャンパスの千葉市亥鼻(当時は千葉町猪鼻台という名称)に移転しました。

亥鼻キャンパスの敷地内に、「七天王塚」という空から見ると北斗七星の形に配置されたとされる七つの塚があります。天王は、天の神様のことでしょう。一般的には、牛頭天王と言われる守護神のことのようです。千葉氏の家紋が月星紋という月と星の組み合わせからできているのも、北極星を神とする妙見信仰から来ているそうです。平将門の没後、同じ桓武平氏の千葉氏がその遺領を継承したことから、将門を祀る塚という伝承もあります。自分が、医学部の学生時代から、この塚の植物を切ったり折ったりすると、祟りがあると言われておりました。それだけ力が強いいわゆるパワースポットである亥鼻キャンパスに、ぜひともお越しいただければ、幸いです。

さて、今回の大会テーマは、「脳と心の健康教育から治療まで」とさせていただきました。脳と心に関する、教育学、心理学、脳科学、神経科学、医学と幅広い分野の方に、ご参集いただければ、幸いです。

特別講演として、長年、本学会に多大なご貢献をいただいている金沢大学大学院教授(医学研究科/精神行動科学)の三邉義雄先生から、「子どものこころの産学共同研究――小児用MEG、ウェラブルセンサーからアンドロイドロボットまで――」(仮題)というテーマでお話いただく予定です。

地元からは、千葉大学に2017年、旧第二解剖学と第三解剖学を統合した生まれた機能形態学の教授にご就任された山口淳先生から、「ALS研究の進歩」(仮題)というテーマでお話いただく予定です。

私も、先生方のご講演を今から楽しみにいたしております。千葉大学亥鼻キャンパスでお会いできることを心待ちにいたしておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

平成30年1月吉日

第45回日本脳科学会大会長
千葉大学 子どものこころの発達教育研究センター長