第47回日本脳科学会大会長のご挨拶 Information


第47回日本脳科学会
大会長 福永 浩司

第47回日本脳科学会をお世話させていただくことになりました。脳科学会会員の皆様のご支援とご協力をよろしくお願いします。第47回日本脳科学会は2020年11月21日(土)、22日(日)に東北大学片平キャンパスのさくらホール(仙台市青葉区片平2丁目1-1)にて開催いたします。前日11月20日(金)には「Protein Misfolding Diseases and Therapy 2020」をサテライトシンポジウムとして開催いたします。日本脳科学会では遺伝性精神疾患、神経変性疾患、難治性精神疾患、小児精神疾患の病理、メカニズムの解明、治療に果敢に挑戦する演題を広く募集いたします。東北地方では東日本大震災後の復興に取り組むために、東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)が設立され、未来型医療の基盤を築く試みにより、疾患予防、健康長寿を目的とした「Precision Medicine(個別化医療)」を目指しています。個別化医療に関する演題も募集します。今回の仙台大会では、復興と予防医療の現状も紹介したいと思います。

これまでに、歴史ある日本脳科学会は東北地方では福島、酒田、弘前で開催されました。今回、仙台で開催できることを大変嬉しく思います。日本脳科学会の集まりでは多くの共同研究が育まれ、日本の脳科学に大きく貢献してきました。会員の皆様からのシンポジウムの提案も歓迎します。発表は全て口頭で行いますので、若い研究者には日本脳科学会に入会していただき、先輩方からのアドバイスを受けて、さらなる飛躍をしてください。例年通り、優れた若手研究者の発表を称える奨励賞も授与します。

会場の東北大学片平さくらホールは仙台駅からも歩いて15分程度です。ダウンタウンにありますので、学会の合間には紅葉の仙台市内を楽しんでください。サテライトシンポジウムも含めて、3日間の会期で仙台とその近郊の港町を訪ねてください。復興した東北がご覧いただけると思います。多数のご参加をお待ちしております。東北の紅葉を訪ねるエクスカーションも用意し、皆様にご満足して頂けるように尽力しますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

令和2年2月吉日

第47回日本脳科学会大会長
東北大学・大学院薬学研究科・教授